「活き家」とは…
空き家の発生を抑制するために実施する取組です。
私たちは高齢者の居住支援を行う過程で、「空き家の発生を抑える方法」を見つけ、その提案が令和2年度民間空き家対策東京モデル支援事業(空き家の発生抑制対策)に採択されました。
空き家になるその前に!
住まいが「空き家」になってしまう主な原因は、その家に住んでいた方が高齢者施設に入居されるか、相続される場合だと思われます。その時になって「この家どうしよう…」では遅すぎることも。
ご自宅の未来をイメージされたことはありますか?
子どもや孫に住んでほしいなぁ…。
賃貸するか売却かな…。
地域の居場所として活用している話も耳にしたなぁ…。
私たちは、ご自宅を未来へ活かすプランニングを通じ、空き家を減らす取り組みをしています。
住まい・医療・介護・福祉など、地域の様々な分野の方と連携している私たちだからこそ出来る、「ご自宅の活かし方」、一緒に考えてみませんか?
空き家になったら…
社会問題化してしまうかも!?
防災性の低下
倒壊・崩壊・屋根・外壁の
落下・飛散・火災の恐れ
防犯性の低下
不審者の侵入
犯罪の誘発
衛生性の悪化
ごみの不法投棄・害虫・
害獣の発生・繁殖・異臭
景観性の悪化
建物の腐朽や破損や
雑草の繁茂
その他
樹木の枝の隣地や道路
への越境・落ち葉の飛散
特定空き家とは…
◆ そのまま放置すれば、倒壊等著しく保安上危険となる恐れのある状態
◆ そのまま放置すれば、衛生上有害となる恐れのある状態
◆ 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
◆そ の他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切と認められる「空き家等」
特定空き家になると…
◆「 指導又は助言」「勧告」「命令」「代執行」といった措置の対象となります
◆ 勧告を受けた特定空き家の敷地は、固定資産税等の住宅用地の特例が解除されます
令和5年法改正(6月14日公布)によると…
・ 管理不全空き家の所有者等による管理責任の強化
・ 特定空き家になる一段階前での所有者等への「指導又は助言」「勧告」を行い改善されない場合は固定資産税等の住宅用地特例の解除
空き家予備軍~こんな方は気を付けて!~
● 身寄りが無い単身高齢世帯
● 高齢夫婦で子供がいない世帯
● 子供はいるが疎遠で連絡先もわからない高齢世帯
● 他人と関わりを持たない高齢世帯
我が家を空き家にしないために大切なこと。
❶ 「活き家」宣言書
ご自宅を将来どうしたいかを考え、その想いや希望を書き記して、未来に託しませんか?
ご自宅の将来についてご家族と話をするきかっかけにしてみては?
❷ お家の健康診断
・劣化診断(ホームインスペクション)
建築士などの専門家が、住宅の劣化や不具合の状況について目視にて検査することです。
・耐震診断
現行の構造基準(新耐震)で耐震性の有無を確認することです。
❸ 家財整理
お元気なうちに少しづつで良いので、身軽にしておくことをお勧めします。
専門業者に依頼することも検討してはいかがでしょうか?
❹ 健康維持と孤立防止
建物だけではなく、お身体も変化(老化)していきます。お散歩したり、気の知れた仲間とお出かけしたり、地域のコミュニティサロン等で体操やおしゃべりするだけでも、健康の維持や認知症予防になりますので、なるべく意識して人と関わるよう心がけましょう。
❺ 地域包括ケア
地域包括支援センターや社会福祉協議会、ケアマネージャー、地域福祉コーディネーター、生活支援コーディネーター、NPO団体等と連携し、住まう人の老後の心配ごとを減らすお手伝いを行います。
「活き家の窓口」相談センターのおしごと
❶ 相談(無料)
ご自身やご家族が住まなくなった後の家財(荷物)整理、処分のこと、売却や賃貸のことなど、ご自宅の将来についての相談を無料でお受けします。
❷ 「活き家宣言書」(無料)
住まう人の想いや希望を聞き取り、活き家宣言書の作成をお手伝いします。
❸ 劣化診断(ホームインスペクション)(有料)
現時点での建物の劣化状況を建築士に検査してもらいます。
必要に応じて耐震診断もお勧めします。
※耐震診断や耐震改修工事費用の一部を補助する制度もあります。
❹ 各種お見積りの手配(無料)
必要に応じて劣化診断や耐震診断、改修工事、家財整理、解体除却工事等の見積りを手配します。もちろん任意です。
❺ 活用希望者とのマッチング(有料)
売却や賃貸を希望される場合は、不動産の価格査定を行い、買主や、借主を紹介します。売買や賃貸の契約が成立した場合に仲介手数料を申し受けます。
❻ 居住支援(住み替え支援)(有料)
民間賃貸アパートや高齢者向け住宅、有料老人ホームへの住み替えを支援します。
下記は、築60年余の母屋と庭を活用して、イベントなどを開催して地域交流を図り、住み慣れた場所で安心して暮らせる令和版長屋づくりを展開中です。
【人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業(国交省)】に採択されました。
取り組み
事例❶
取り組み
事例❷
除去後 駐車場
取り組み
事例❸
リノベーション
株式会社こたつ生活介護
「活き家の窓口」相談センター
窓口開設日
月~金曜(祝祭日含む)9:00~17:00
FAX:042-520-6445
E-mail:sumai@kotatsu.co.jp
〒190-0033 東京都立川市一番町6-29-8
居住支援法人指定 東京都知事 第10号
宅地建物取引業 東京都知事(2)第102651号
高齢者向け住まい紹介事業届出番号 第20-0036号